10年物の、シャープのお掃除機能つきエアコン(AY-Z22VX)。夏限定でしか使ってこなかったものの、吹き出し口に黒いものが現れるようになってきました。
この、シャープのお掃除機能つきエアコンというのが曲者らしく、業者に頼むと大体25,000円くらいするようです。
なんとかならないかと、ググってみたところ、シャープ製エアコン分解手順 | ドライアイス洗浄機(Dry Ice Blasting)のエアーリメイクスのページを発見。AY-Z28VXのものなれど、対応する部屋の大きさが違うだけなので、これで行けそうな感じです。このページがなければ分解は諦めていました。本当に感謝感謝です。
まず洗浄剤は、ホームセンターに置いてあったのがこれしかなかったので、アース製薬のらくハピ エアコン洗浄スプレー Nextplus 無香性 2本セットのものに
洗浄機はケルヒャー は高圧過ぎでダメらしいので、ググったところ、ほとんどの方が「工進 ミスターオート 蓄圧式噴霧器 4L HS-401E」を使われているようなので、これを購入。最初アマゾンにしようと思っていたら、ホームセンターのコメリで1,280円でした。ネットで注文して店舗受け取りができます。在庫情報 ホームセンター通販 コメリドットコム
エアコン洗浄時の養生は、エアコンがクサかったら5箇所掃除!自分でできるエアコン掃除方法 | みんなのハウスクリーニングのページを参考に、45ℓのゴミ袋、養生テープ、洗濯機の余っていたホースとバケツで行うことに
必要なものは、プラスとマイナスのドライバー
外したネジを入れておくもの、私は以下のような小分けできる入れ物に、外したネジをメモ書きを添えて入れておきました。
それと、外す前の画像を取っておくためのスマホやデジカメ。これ重要。
それでは分解開始。感電しないようにコンセントから電源プラグを抜きます。
パネルを取り外します。(各部品の名称は取扱説明書に書かれているものを使用します。)パネル下部の左右両端にある、ロック解除ボタンを押して、パネルを少し上に持ち上げて、上に引っかかっている部分から外します。(取扱説明書 32P)
以下の5箇所の部分にあるネジを外します。一番上のものはフィルターカバーの下にあるので、フィルターカバーの両端にある指掛部を持って引き上げて開けてください。下4箇所はカバーがあるので、真ん中の2つは凹みにマイナスドライバーを入れて外します。下の2つは回転させる感じで押し込むと外れると思います。
カバーを外したら、5箇所のネジ(赤色で囲んだ部分)を外します。真ん中右のカバーの中にあるコネクター(黄色で囲んだ部分)を抜きます。
本体カバーの上部奥の左右と真ん中の3箇所にツメがあるので、下側に押し込んで外します。あとは本体カバーを前側にゆっくりと引き出すと取り外すことができます。
左側の3箇所のコネクタ(赤色で囲んだ部分)を外します。
右側にあるコネクターカバーを外す。アルミ箔の下にネジが隠されているので、丁寧に剥がして、ネジを外します。
カバーを外します。上の奥に引っ掛かりがあるのでそれを外してから手前に引いてください。参考したページに書かれていた5箇所のコネクタを外します。(組み立て時に気がついたのですが、もしかしたら黄色の2箇所だけで大丈夫だったような気がします。)
参考ページに書かれていた、基盤のコネクタ外しは必要ない感じです。
左側下にあるモーターを外します。(これももしかしたら外さなくてもよかったのかもしれません。)ネジは4つの内、外側の2つになります。
パワー集中ガイドを外す前に、画像水色丸の箇所にコードをケーブルタイで止めている部分があるので、それを切る必要があります。(組み立て時に新しいケーブルタイが必要になります。100均にあるものでOKです。)
パワー集中ガイドを手で上に回転させます。
真ん中と右側にロックされている箇所があるので、マイナスドライバーなどで左側にスライドさせて
左側のモーターの穴の中(画像黄色丸)を電源コードが通っているので、電源コードを引き抜きながらパワー集中ガイドを外してください。
お掃除機能フィルター本体を止めているネジを外します。まず、左上奥と右上奥の2箇所。
正面の赤丸6箇所のネジを外します。
ドレンパンのネジを外します。左と右(写真撮り忘れてしまったので、コネクターカバーがついたままのものを使っています)の2箇所
吸排気ファンのネジを外します。左の真横から見ないと分からない位置にあります。
またまた写真を撮り忘れましたが、吸排気ファンをずらして、裏側の灰色のスポンジをゆっくり剥がずと、下にコネクタがあるので、外します。
お掃除フィルター本体を取り外します。
お掃除フィルターから出ているコード
右下にあるドレンホースを外します。このネジの位置が大変意地悪です。下の後ろ側からじゃないと見えません。なのでドライバー入りません。フレキシブルドライバーのよっぽど柔軟なものじゃないとダメだと思います。私はプラスのドライバービットをラジオペンチで挟んで回し、緩くなったら指でドライバービットを回して外しました。
左右なめらかガイド(ルーバー)用モーターを外します。下から見ると左右1箇所ずつモーターが付いているので、ネジを外します。
左右なめらかガイド(ルーバー)を外します。(これも肝心な画像がありません。参考ページをご覧ください。)赤丸部分のネジ2箇所を外します。
左の赤四角の部分を下にズラして手前に引き出すような感じにしておいて
ルーバー真ん中の部分(赤四角)を前に引き出しながら噛み合っているのを外します。壊れないか結構ビクビクしながら引っ張りました。
いよいよ最後のドレンパンの外し。これがなかなか大変でした。(テンパっていたため、ここからは全く画像がありません。悪しからず。参考ページをご覧ください。)
参考ページにはありませんが、上の左右にある熱交換器固定ネジ2本を外しておいて、少し熱交換器を上に押し上げ気味にして、横から見て説明するとドレンパン(水色)を熱交換器の曲線に沿って、上に回して上げていくような感じで外していくとなんとかなるのではと思います。
格闘の末、なんとか外して、後は周りを養生して洗浄となりますが、力尽きたため、説明は省略とさせていただきます。
エアコンがクサかったら5箇所掃除!自分でできるエアコン掃除方法 | みんなのハウスクリーニングのページを参考に、45ℓのゴミ袋3枚と養生テープと古い洗濯機のホースとバケツを繋げて行いました。
洗浄後にバケツに溜まった汚れ。10年ものになります。
後は、分解した時と逆に組み立てて行きますが、ドレンパンの組み立てにまたまたかなり時間を取られました。なんとか1日がかりで分解・洗浄・組み立て完了。
ここで話が終われば良かったのですが、次の日に試運転をしたところ、パワー集中ガイドがなぜか途中で止まってしまい、ディスプレイに 29と-01が交互に表示されるではありませんか!やってもうたと顔面蒼白になりましたが、冷房自体には問題ないので、またまたググったところ、エアコン故障診断ナビにて「電源プラグを抜き、約1分後に再度差し込んでください」と書かれていたので、試したところ直らず。この日はここで終了。電源プラグは抜いておくことに。
次の日に再度、パワー集中ガイドを外すところまで分解。前回モーターを外しましたが、今回はモーターは外さずにパワー集中ガイドだけを引き抜き、印はないものの、モーターと噛み合わせるギザキザの部分で、なんとなくここかもというところにパワー集中ガイドを取り付けて、祈るような気持ちで冷房開始。今度はパワー集中ガイドがちゃんと開いています。!
上向でも問題なく開いています。!!
何が原因だったのかは、良くわかりませんが、無事動作して本当に良かった!!!
次に買い替えるときは、お掃除機能がないシンプルなのにしようと心に誓ったのでありました。おしまい。
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